日本の最新技術を導入
住友商事は、12月25日、日本車輌製造と、台湾国鉄(台湾鉄路管理局 Taiwan Railways Administration、以下「TRA」)から車体傾斜式特急電車TEMU2000型の追加車両16両を受注したことを発表した。
なお、台湾東部は山岳地帯であり、湾曲した路線を高速で走り抜けることができる日本の最新技術が高い評価を得たとされる。
TEMU2000型の特長
この車両の特長は、日本の新幹線にも採用されている、空気バネを用いた車体の傾斜制御。カーブを通過する際に、車体を傾けながら走行することで、快適な乗り心地を維持しながら、従来よりも速い速度での運行を実現した。
また、耐火性能、衝突安全性は抜群。さらに、ユニバーサルデザインを採用した車内、TRAの車両で初めてとなる多目的トイレ、授乳室も設置するなど、車両の性能だけでなく、乗客の利便性向上にも貢献している車両である。
鉄道インフラ事業を推進
住友商事では、既に2012年から2014年にかけてTEMU2000型136両を納入した実績があり、日常移動のみならず、帰省や観光にも役立っていることから、非常に高い人気と乗車率を維持しているという。
同社は引き続き、台湾の鉄道車両シェアのさらなる拡大を図り、鉄道インフラ事業を積極的に展開していくかまえだ。
(画像はニュースリリースより)
▼外部リンク
住友商事 ニュースリリース
http://www.sumitomocorp.co.jp/news/detail/id=28258
日本車輌製造 ホームページ
http://www.n-sharyo.co.jp/