民間航空エンジンとしての運用が正式に承認される
2014年12月22日、川崎重工株式会社は、12月19日付けで米国連邦航空局からエアバス社「A320neo」用エンジン「PW1100G-JM」の型式承認が交付されたことを明らかにした。
この承認により、同エンジンは民間航空エンジンとしての運用が正式に認められたことになる。
同社は2011年に開始された同エンジンの開発にあたり、国内シェア25%、全体の約6%で参画している。同エンジンには同社独自の先進加工技術が適用され、エンジンの軽量化、燃費改善に大きく貢献しているという。
GTFエンジン開発・生産にRRSPとして参画
「PW1100G-JM」エンジンはプラット・アンド・ホイットニー社、日本航空機エンジン協会およびMTU社が設立した合弁会社International Aero Enginesが主体となって開発が進められている。
12月18日付けで、同社はプラット・アンド・ホイットニーとギアード・ターボファン(GTF)エンジン「PurePower」シリーズ向けの主要ハードウェア・モジュールの開発・生産にあたり、リスク & レベニューシェアリングパートナー(RRSP)として参画する契約も締結した。
PurePowerエンジンは三菱重工業が開発する三菱リージョナルジェット(MRJ)用に採用が決定している。
▼外部リンク
川崎重工株式会社 ニュースリリース
http://www.khi.co.jp/news/detail/20141222_1.html
プラット・アンド・ホイットニー プレスリリース
http://prtimes.jp/main/html/rd/p/