マグニチュード7.3の都心南部直下地震を想定
戸田建設株式会社は12月19日、BCP(事業継続計画)に基づく全社一斉の総合震災訓練を6日土曜日に実施し、本社及び全国各地の事業拠点、並びにグループ会社、協力会社を含めた総勢約15,000名が参加したと発表した。
今回で10回目となる同訓練は、首都圏はマグニチュード7.3の都心南部直下地震を想定したもので、朝5時30分に各地で複数の大規模地震が発生したとの想定で、地震発生後48時間以内における役職員の行動及び役割の確認を行った。
大規模地震災害におけるBCPは2006年7月に策定されたもので、総合震災訓練を通じて実効性が検証されている。
全社一斉、初の試み
今回の訓練では、全社規模で災害対応力のレベル合わせと底上げを目的として、初めて全社一斉による訓練を実施した。
また、過酷条件として、発災後2時間を通信途絶、公共交通機関不通を設定し、実際に拠点の被災調査要員が交通機関を使用せずに参集し、限られた人員で被災調査と衛星電話による連絡、報告の下、災害対策本部を立ち上げる訓練を行った。
同社は今後も定期的に訓練を実施することで、継続したBCP検証を行い、実効性を高め事業継続能力の維持・改善を図るとしている。
(画像はプレスリリースより)
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戸田建設株式会社 全社一斉の総合震災訓練を実施
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