日比谷公園に35階建ての複合施設が誕生
国土交通省は12月19日、「(仮称)新日比谷プロジェクト」を民間都市再生事業計画に認定した。民間都市再生事業計画とは、都市再生事業に関する施策で、認定事業にはメザニン支援等の貸し付け援助や、税制特例による支援が行われる。
「(仮称)新日比谷プロジェクト」は、三井不動産が行う開発事業。日比谷公園に隣接する、東京都千代田区有楽町の1万4221平米の敷地に地上35階建ての複合施設と、地上2階建ての商業施設を建設する。
文化・経済交流の拠点と、災害時支援の役割を担う
35階建て建物では上層部にオフィスフロア、下層部には商業施設や文化施設、産業支援施設を備え、周辺の劇場等と連携した文化芸術情報の発信や、ベンチャー企業の育成を目的としたビジネス交流の拠点を目指す。
さらに災害時には日比谷公園等と連携し、帰宅困難者を支援する機能を備えるとともに、効率的で自立性の高いエネルギーシステムを導入し、強固な事業継続性を有する。
また、環境にも配慮しており、敷地内の緑化の推進や環境負荷を低減するエコシステムを積極的に採用する計画だ。
平成27年2月1日から建設工事に着手し、平成30年1月31日に完成の予定。
(画像は、国土交通省の報道発表資料より)
▼外部リンク
国土交通省の報道発表資料
http://www.mlit.go.jp/report/press/toshi05_hh_000116.html