冬ならではの問題に対応
2014年12月15日、アキレス株式会社は、同社が提供するトンネル補修技術『アキレスTn-p工法』において、冬季施工時の問題点を改善する『アキレスTn-p工法(冬仕様)』を12月22日から受注開始することを明らかにした。
『アキレスTn-p工法』は老朽化した道路トンネルや鉄道トンネル、水路トンネルの覆工コンクリート背面に発生する空洞を『発泡ウレタン』で充填補修し、崩落などの災害を予防するための工法である。
ただし、冬季は注入する発泡ウレタンの液温が下がるため、粘度が上がることによる施工性の悪化、固化時間が長くなることでの亀裂等から材料流出の危険性上昇といったリスクが発生する。このことから、同社は新ウレタン注入材「SK-02W」を開発し、『アキレスTn-p工法(冬仕様)』にて提供するという。
冬季施工対応の新ウレタン注入材「SK-02W」を開発
「SK-02W」では、新注入材の液温が10度でも現行品「SK-02」の25度と同等の固化時間を実現し、材料流出の危険性が低減された。また粘度も約500mPa/20度と、現行品に比べ34%低減することに成功している。
「SK-02W」を使った施工対応として、温調設備を追加した新しい注入機も開発。温調設備付き注入機の導入は、トンネル裏込注入工法では業界初となる。
(画像はニュースリリースより)
▼外部リンク
『アキレスTn-p工法(冬仕様)』12月22日より受注開始
http://www.achilles.jp/news/2014/1215.html