大型超純水供給事業の海外展開
栗田工業は12月9日、クリタグループおよび韓国における水処理装置事業の子会社であるHansu社が、韓国の大手半導体メーカーであるSK Hynix社より超純水供給事業を受注したことを発表した。
クリタグループではこれまで日本国内の大手液晶・半導体メーカーを中心に、超純水供給事業の実績を積んできた。今回の受注は、海外の現地資本企業を対象とした、初めての大型超純水供給事業になるという。
受注概要
超純水供給事業は、顧客の工場内に水処理設備を建設・保有し、運転管理からメンテナンスまで全てを請け負い、顧客に供給する超純水に対して料金を徴収する事業だ。
なお、今回受注したプロジェクトは、SK Hynix社が新設する半導体工場の敷地内に、超純水製造設備を建設・保有し、操業が開始される2015年6月より10年間、製品部材の洗浄などに使う超純水の供給、および付随する超純水製造設備の設計・施工・運転管理およびメンテナンスを実施するものである。
東アジアでの事業拡大へ
クリタグループは、現在、海外事業の拡大に向けた取り組みを推進中だ。
特に東アジア各国では、今後も半導体や液晶パネルといった電子産業の大規模投資が継続すると考えられていることから、同社はこの地域での水処理プラント受注拡大を目指すとともに、水処理装置のサービス事業拡大を図る方針である。
(画像はホームページより)
▼外部リンク
栗田工業 プレスリリース
http://www.kurita.co.jp/aboutus/press141209.html