トンネル現場で適用、鹿島が優しい制御発破方法を確立

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トンネル現場で適用、鹿島が優しい制御発破方法を確立

2014年12月03日 21:00

秒時現場設定型高精度電子雷管「eDev(TM)2」

鹿島が秒時現場設定型高精度電子雷管「eDev(TM)2」をトンネル現場での発破作業に適用し、データを蓄積しながら制御発破方法を確立した。

この制御発破方法によって、振動や騒音の波形を確実に分離。そのため発破の振動値を低減し、体感振動や体感騒音も究極的に抑え環境に優しい発破掘削ができる。

「eDev2」を用いた制御発破の効果検証

山岳トンネル工事においては現在、市街地や民家に近接することが増えている。掘削に伴って発生する周辺環境への負荷を軽減するために、発破ではなく機械での掘削が基本となる。

しかし硬岩が出現してしまうと、機械掘削では掘進不能に陥ってしまったり、長時間要してしまい工程をロスすることもある。そのため振動や騒音を抑えた「優しい発破」が重要な課題となっていた。

鹿島は「eDev2」が持つ秒時精度と、秒時間隔を現場で1ms単位に設定できる優位性に着目し本格的に適用した。

その際に先行起爆孔と後続起爆孔の振動波形が重なり合うことによって振動の増幅を回避し、それぞれの起爆秒時間隔を可能な限り小さくすることにより発破継続時間を短縮。振動値と振動体感を抑える発破方法を実現した。

また起爆秒時間隔を制御することによって、振動の卓越周波数をコントロールできることもわかった。

(画像はプレスリリースより)

▼外部リンク

 

鹿島建設 プレスリリース
http://www.kajima.co.jp/news/press/201412/

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