開発費は704億円で後継鉱区を開発
新日鐵住金は12月2日、豪州ニューサウスウェールズ州の「バルガ炭鉱」で、後継鉱区の開発を行うと発表したした。
新日鐵住金は1993年の企業共同体参加以来、21年間にわたって「バルガ炭鉱」の運営に参画しており、12.5%の権益を保有している。
「バルガ炭鉱」は露天掘りと坑内掘りを合わせて年間約1100万トンの石炭生産量を誇る豪州有数の炭鉱だが、生産量の約55%を占める露天掘り鉱区と、約45%を占める坑内掘り鉱区が2017年に終掘を迎えるため、その後の継鉱区の開発を行う。
スイスの大手資源商社グレンコア社などとの間との合意成立を経て、豪州当局の開発許認可を取得した。開発投資総額は
約7億400万豪州ドル(約704億円)。
年間1100万トンを維持するために後継鉱区を開発
新鉱区開発では露天掘り鉱区の採掘層の深化と、これに伴う地表剝土エリアの拡張を行う。坑内掘り鉱区においては、現行鉱区である「ブレイクフィールドサウス」に隣接する新鉱区「ブレイクフィールドノースへ」の移行を行う計画だ。
この鉱区開発によって、「バルガ炭鉱」は2018年以降も
年産1100万トン規模の産出量を維持することが可能となる。
(画像はプレスリリースより)
▼外部リンク
新日鐵住金株式会社のプレスリリース
http://www.nssmc.com/news/20141202_100.html