維持流量水力発電所を建設
中部電力は、12月1日、同社所有の奥泉ダムの直下に、「新奥泉水力発電所」を建設することを発表した。
同社では、一般水力や維持流量水力発電の継続的な開発が、再生可能エネルギーの中でも、最も安定した発電電力量につながると位置づけている。
新水力発電所概要
「新奥泉水力発電所」は、ダムの落差と放流水を利用した「維持流量水力発電所」で、静岡県静岡市葵区井川の奥泉ダム直下に建設される計画だ。
発電出力は290kW、想定年間発電量は、一般家庭約300世帯の使用電力量に相当する約110万kWh、CO2削減量は年間560トン程度を見込むという。
なお、2016年度に工事を開始する予定で、2017年度の運転開始を目指す。
再生可能エネルギーを推進
中部電力は、近年における電源の多様化、地球温暖化問題への対応の観点から、再生可能エネルギーの開発を進めているところだ。
今後、地元自治体や地域住民の理解と協力を得ながら工事を進めていきたいとし、既設水力発電所の設備を改修するなど、出力および発電電力量を向上させる取り組みについても実施していく方針である。
(画像はプレスリリース別紙より)
▼外部リンク
中部電力 プレスリリース
http://www.chuden.co.jp/corporate/publicity/pub_release/