8億円で688メガワットの石炭火力発電所を受注
住友商事は11月26日、ベトナム国営電力会社の子会社から超臨界発電所建設の一括請負工事契約を受注したと発表した。総受注額は約8億米ドル。
受注したのは、ベトナム チャビン州ズエンハイ地区に建設される、発電容量688メガワットの「ズエンハイ3拡張石炭火力発電所」。
電力需要が急速に高まるベトナムにおいて、安定的に電力を供給できる超臨界発電所を2018年までに完成させる予定だ。
EPC/IPP契約に意欲
発電所の主要機器となる蒸気タービンと発電機は東芝が、ボイラーは米バブコック・アンド・ウィルコックス社が供給する。土木工事は三井造船が行い、技術面のマネージメントは米国のエンジニアリング会社Black & Veatchが担当する。
住友商事はこれまでもベトナムにて、「ファーライ2石炭火力発電所」の建設や、「アヴォン水力発電所」、「ヴォンコップ水力発電所」向けに機器を供給してきた実績がある。
また、IPP事業でも「フーミー 2-2ガス複合火力発電所」で実績をあげており、今後も電力インフラ事業を積極展開し、ベトナム電力市場での存在価値を高めていく方針だ。
(画像はニュースリリースより)
▼外部リンク
住友商事株式会社のニュースリリース
http://www.sumitomocorp.co.jp/news/detail