排水管のリニューアル工事を低コストで
積水化学工業の環境・ライフラインカンパニーは2015年1月より、マンション排水管更新工事のうち、横主管に用いる「リノベライナー工法」の販売をスタートさせる。
「リノベライナー工法」は、マンションの排水管の横主管部分を、切り開かずに復元させる工法。開削工事が不要なので工期が短縮され、施工コストも削減できる。
この工法は、楕円形の硬質塩化ビニル管を加熱しながら配管内部に挿入し、蒸気で円形に復元させるというもの。穴が開いていたり、折れ曲がっていたりする箇所でも、しっかりと密着させることが可能だ。
老朽化マンション増加で、需要が増える設備更新工事
2012年末時点で、全国の分譲マンションストック戸数は約590万戸。この内、築30年以上のマンションは約140万戸に達した。
排水管配管設備の老朽化も懸念されており、排水管更新工事の需要が今後ますます拡大する見込みだ。
積水化学工業は、開削せずにリニューアルできる「リノベライナー工法」を商材に加え、マンション共用部全体の配管復元をワンストップで提供することで、2016年度の売上高75億円を目指す。
(画像はプレスリリースより)
▼外部リンク
積水化学工業株式会社のプレスリリース
http://www.sekisui.co.jp/news/2014/1253828_20127.html