鋳造工場を神戸造船所二見工場に集約
三菱重工業が鋳造品の生産体制を再編すると発表した。そのため広島製作所と三菱日立パワーシステムズ株式会社長崎工場である長崎造船所の鋳造工場は閉鎖する。
鋳造技術はものづくりや製品開発に必要不可欠なコア技術であるため、維持や継承は行っていく。しかし現状としては3工場運営体制を持続することが難しい状況となっている。
中長期の技能伝承や技術開発、品質・コスト・納期の管理といったQCDの強化、技術者育成を指導するための人材育成を行うことができる体制を作るために再編をすることになった。
生産技術の一元化
鋳造に関わる機能を一つの工場に集約することによりコストを低減、操業変動に耐え得ることができる生産体制を構築していく。
また生産技術を一元化することにより、鋳造品開発力の強化と国内外ビジネスパートナーの活用という総合的な競争力を向上させていく。
2014年4月1日付で機械・設備システムドメインに「鋳鍛センター」を設置した。しかし三菱重工業グループ事業のグローバル競争が激化したため鋳造品の低価格化が進んでいる。
そのためこのような状況に対応して耐為替変動性を向上するということから、国内外ビジネスパートナーを活用することになった。これによって鋳造品の内製による生産量は減少していく。
(画像は三菱重工業ホームページより)
▼外部リンク
三菱重工業 プレスリリース
http://www.mhi.co.jp/news/story/1411135596.html