柱はり接合部の設計がさらに自由に
日立機材は11月7日、柱はり接合部を補強する「スマートブロック工法」の新製品を発売した。
「スマートブロック工法」は日立機材が2012年より販売しているもので、鉄骨造の柱はり接合部で生じる、はりの段差の補強工数を軽減する工法である。内ダイアフラムや通しダイアフラムを使わずに、はり成の異なるはりを接合できる。
今回新たに登場したのは、Lブロックで、柱板厚12ミリ以下に対応する「L12」、柱板厚16ミリ、19ミリに対応する「L19」、柱板厚22ミリに対応する「L22」の3型式。これまで以上に適用範囲が広くなり、柱はり接合部を設計する際の制限が少なくなった。
Lブロックで補強効率が30%アップ
Lブロックの特徴は、補強効率が従来品より約30%向上したことである。この結果、パネルゾーン鋼管の板の厚さを薄くできるようになった。
さらに従来品では対応できなかった、50ミリのはり段差の補強にも対応する。柱の幅と同じフランジ幅のはりにも対応できる。さらに、1つのパネルゾーンで最大3面の補強が可能となった。
(画像はプレスリリースより)
▼外部リンク
日立機材株式会社のプレスリリース
http://www.hitachi-kizai.co.jp/press01.html