南大西洋横断光海底ケーブルを建設
日本電気(以下、NEC)は、11月5日、アンゴラとブラジルを結ぶ大容量光海底ケーブル敷設プロジェクト「SACS(South Atlantic Cable System サックス)」の建設請負契約をアンゴラケーブルズ社と締結したことを発表した。
アンゴラは、近年の経済成長に伴い、国際通信が急増。特にブラジルを経由して米国と最短で結ぶ国際通信ケーブルの整備が求められているという。
新光海底ケーブルの概要
「SACS」は、アフリカ大陸と南米大陸間を結ぶ世界初の光海底ケーブルシステムで、一波長あたり毎秒100ギガビットとなる最新の光波長多重伝送方式に対応し、建設時設計容量として毎秒40テラビットの伝送が可能だ。
アンゴラのサンガノとブラジルのフォルタレザを、総延長約6,200キロメートルの海底ケーブルで結び、陸揚げ地のフォルタレザで、米国につながる海底ケーブルと接続することで、両地域間の通信需要増に応えていく。
なお、新光海底ケーブルの稼働開始時期は2016年末の予定である。
最先端の技術力で貢献
NECは、今後も海底ケーブルのトップベンダーとして、世界の通信インフラ整備、高度化に取り組む方針である。
また、先進のICT技術やこれまでの実績をいかし、効率的で洗練された社会を実現していくかまえだ。
(画像はプレスリリースより)
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