計測と制御を一つのプラットフォームで実現
NECは11月5日、エネルギー使用量を計測する機能と、家電・住宅設備機器を制御するコントローラ機能を一体化した「エネルギーマネジメントユニット」を発売した。
近年、省エネ化を目的に一般住宅にHEMSの導入が進められており、電力だけにとどまらず、ガスや水道使用量の計測など、多機能なエネルギー管理機能の需要が高まっている。同時に、クラウド環境を通じて家電・住宅設備機器の遠隔コントロールが可能な、スマートハウス向けサービスの需要も活発化している。
HEMS機器の開発コストを最大80%カット
このような状況を背景にNECは、住宅全体のエネルギー管理とコントロール機能を一体化させた、低コストのHEMSプラットフォーム製品を開発した。
これまではエネルギー計測機能とコントローラ機能は別々に販売されていたが、新製品ではこれらを一体化し、エネルギー管理とコントロールに必要なファームウェアをあらかじめ搭載した製品を提供することで、最大80%のHEMS機器開発コストの削減を実現した。
通信方式も有線LAN・無線LAN・920MHz帯特定小電力無線に対応しており、設置環境を選ばないのも特徴だ。1台2万円(税別)で販売し、今後3年間で25億円の売り上げを目指す。
(画像はプレスリリースより)
▼外部リンク
日本電気株式会社のプレスリリース
http://jpn.nec.com/press/20141105_02.html