配管腐食検査に
浜松ホトニクスは、11月4日、腐食による配管の減肉検査用のエネルギー弁別型放射線ラインセンサ「C13247」を開発し、国内外の石油精製や石油化学プラント、発電所などを検査する企業向けに、12月1日より発売することを発表した。
近年、高度成長期に建設された石油、ガス、化学プラントなどで、老朽化した配管の腐食によるトラブルが喫緊の課題として挙げられる中、危険性のある配管腐食を正確に効率よく発見する方法が求められていたという。
新製品の概要
新製品は、放射線を用いて保温材で覆われた配管外面や配管内面を連続的に、精度よく、定量的に検査可能な配管減肉検査用放射線ラインセンサである。
これを検査装置に用いることで、保温材で覆われた配管の保温材を着脱すること、あるいは稼働を停止することなく、配管の内外面の減肉検査が可能だ。
また、エネルギー弁別のしきい値を任意に設定することで、配管の厚さ計測がより正確になり、放射線を照射しながら走査することで、リアルタイムの検査を実現するという。
展示会に新製品を出展
浜松ホトニクスは、11月12日(水)から3日間、東京ビッグサイトで開催される道路、橋梁、トンネルなどの点検・診断、補修技術に関する専門展示会「インフラ検査・維持管理展」に新製品を出展する予定である。
今後も顧客ニーズにあわせた新製品の開発を推進していくかまえだ。
(画像はニュースリリースより)
▼外部リンク
浜松ホトニクス ニュースリリース
http://www.hamamatsu.com/resources/pdf/news/