シンガポールの廃棄物発電施設を受注
三菱重工業は、10月23日、シンガポールのセノコ地区にある廃棄物発電施設「Senoko Waste-to-Energy Plant(SWTE)」の改造工事を受注したことを発表した。
シンガポールでは、1日当たり4,320トンという世界最大級の処理能力を持つチュアスサウス廃棄物焼却発電施設を筆頭に、3件の建設を手掛けるなど、東南アジアにおいて業界最多の納入実績を誇る。
(画像はニュースリリースより)
プロジェクト概要
SWTEは、同社の設計施工により1992年に完成したもので、2009年からシンガポール政府の委託を受け、同国のKeppel Seghers社が運転・管理。現在、シンガポール環境庁と一般廃棄物を1日当たり2,100トンまで受け入れる契約を結んでいるという。
今回の改造では、ストーカ式焼却炉設備の廃棄物燃料受け入れ能力を10%強拡大する措置を講じるもので、三菱重工業の100%子会社である三菱重工環境・化学エンジニアリングが中核工事を担当。今回の改造工事により、処理量は1日当たり2,310トンまで拡大可能だ。
なお、2016年度第2四半期の工事完了をめざす。
初のアフターサービス工事
今回の受注は、海外の廃棄物発電施設分野では初の本格的アフターサービス工事となる。
同社はこれからも東南アジアをはじめ、海外市場での事業拡大に取り組むかまえだ。
▼外部リンク
三菱重工業 ニュースリリース
http://www.mhi.co.jp/news/story/1410235585.html