新水力発電所の建設を開始
関西電力は10月27日、インドネシア共和国ラジャマンダラ水力発電所の工事を開始したことを発表した。
この事業は、完全な自主開発の水力発電プロジェクトと位置付けられており、案件の発掘から事業性評価、資金調達等の全てのプロセスを手がけたのは日本の電力会社として同社が初めてである。
(画像はプレスリリース別紙より)
新水力発電所の概要
「ラジャマンダラ水力発電所」は、ジャワ島・ジャカルタ南東約100キロメートルのラジャマンダラ地点のチタルム川流域に建設される、流れ込み式水力発電所だ。
出力規模は46,600kW、年間発電電力量は約1.81億kWhを見込み、発電した電力は、インドネシア国有電力会社へ売電していく計画だ。
関西電力は、現地に派遣している土木、送電技術者に加え、新たに電機技術者を派遣することで、万全な施工管理体制を敷くかまえとし、平成29年5月の運転開始をめざす。
インドネシアの電力需要に貢献
新水力発電所は、低炭素型電源として、電力の安定供給に貢献するものと期待が寄せられている。
関西電力は、今後30年間の長期的な売電収益を確保するとともに、インドネシア共和国における長期かつ安定的な電力供給や経済発展に貢献していく。
▼外部リンク
関西電力 プレスリリース
http://www.kepco.co.jp/corporate/pr/2014/1027_1j.html