東急不動産は、10月29日、竹芝地区の複数の都有地を約70年間の定期借地により有効活用する「都市再生ステップアップ・プロジェクト」において概要が決定したことを発表した。
同社は鹿島建設とともに2013年5月に事業者として選定され、同年9月に東京都と基本協定を締結。その後、事業計画の検討を進めてきたという。
(画像はニュースリリースより)
竹芝地区は、国際競争力の高いビジネス拠点の形成が期待されるエリア。羽田空港へ直結する浜松町駅、竹芝ふ頭、ゆりかもめ竹芝駅に近接し、浜離宮恩賜庭園、旧芝離宮恩賜庭園の豊かな緑や東京湾の景観資源と調和した環境が特長だ。
東京都立産業貿易センターの建て替えに伴い、民間施設と一体的に整備することで官民連携の新たな産業振興と、先進的なコンベンション施設への強化をはかる。
また、慶應義塾大学大学院メディアデザイン研究科と国内外トップ大学の連携による共同研究機関を設立することで、日本のコンテンツ産業における研究開発・人材育成・ビジネス交流機能の整備を進めていく。
さらに、バリアフリーの歩行者デッキを整備し、浜松町駅方面と竹芝地区を結ぶことで、歩行者ネットワークの強化をはかる計画だ。
東急不動産は施設整備を目的とし、鹿島建設と事業会社「アルベログランデ」を設立。業務棟は2019年度の開業をめざし、住宅棟は2017年度の開業を予定している。
今後、東京圏の国家戦略特別区域の特定事業として、最終的に内閣総理大臣による認定を受けるべく、さらなる手続きを進めていく方針だ。
▼外部リンク
東急不動産 ニュースリリース
http://www.tokyu-fudosan-hd.co.jp/news/pdf/346
鹿島建設 ホームページ
http://www.kajima.co.jp/