ガス火力発電事業の持分を追加取得
三井物産は、10月15日、カナダのSNC-Lavalin Group Inc.の子会社から、同社が保有するAstoria Iガス火力発電事業の経済持分の約16%を追加取得し、保有経済持分が約37%になったことを発表した。
(画像はプレスリリースより)
概要
このプロジェクトは、米国有数の電力消費地であるニューヨーク市においてAstoria I複合ガス火力発電所を運営するIPP(独立系発電)事業で、三井物産は2013年10月30日に出資参画している。
Astoria I発電所の発電容量は575MW。同地域における最新鋭の発電所の一つで、2006年に商業運転を開始。同地域は今後も電力需要が伸びると見込まれていることから、引き続き電力供給安定化に貢献していくとされる。
なお、2016年5月までは同地域を管轄する電力会社Consolidated Edison社子会社との売電契約に基づき電力を販売するが、売電契約満了後はニューヨーク電力市場に売電する計画だ。
シェールガス関連事業を推進
三井物産は、米国においてシェールガス関連事業を推進している。
将来的には、同社ガス物流事業子会社によるガス調達・供給などをめざし、持ち前の総合力を発揮していくかまえだ。
▼外部リンク
三井物産 ニュースリリース
http://www.mitsui.com/jp/ja/release/2014/