東芝がエナリスから蓄電池システムを受注
東芝が株式会社エナリスから蓄電池システムを10000台受注したことを発表した。受注した蓄電池システムは全国の法人向けに電力供給量と電力需要量を一致させるために設置するものであり、東芝ITコントロールシステム株式会社を通じて2015年度末までに納入していく。
東芝はこれまで蓄電池システムについては、横浜市や宮古島市が進めるスマートコミュニティ実証事業に参画している。それ以外にもアンシラリーサービス向けとしては、東北電力株式会社から世界最大級の出力40MWの蓄電池システムを受注している。
(画像はプレスリリースより)
災害時にも使用可能
蓄電池システムにはリチウムイオン二次電池「SCiBTM」を搭載。約1万回以上の充放電が可能であり、それと同時に高い安全性と、低温動作などの機能が評価されたため選ばれた。
エナリスが充放電の管理を行うことによって、再生可能エネルギーの出力変動や気温変化による電力の需要と発電の差を軽減する効果が期待される。またエネルギーバランスを最適化することができるとも考えられている。
そのため電力小売事業者は、発電量が需要量に対して不足した場合の電力補給に要する費用を削減することができる。またピークカット制御を行うことによって、契約電力を削減し安価な夜間電力を蓄電。それによって電力料金を削減可能。災害時には、停電時のバックアップ電源としても使用できる。
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