大容量光海底ケーブルを建設
日本電気(以下、NEC)は、10月10日、現在建設中のアジアから中東、アフリカ経由でヨーロッパを結ぶ大容量光海底ケーブル「AAE-1」に接続し、タイから香港までを結ぶ海底ケーブル延伸の建設請負契約をAAE-1コンソーシアムから受注したことを発表した。
アジア各国で、スマートフォンやタブレット端末の普及が進み、データ通信の需要が急速に高まっていることから、今回建設する海底ケーブルはこのようなニーズに応えるものと位置づけられているという。
(画像はプレスリリースより)
新海底ケーブルの概要
受注した延長ケーブルは全長約2,900キロメートルで、毎秒100ギガビットとなる最新の光波長多重方式に対応している。
アジア~ヨーロッパ間の「AAE-1」は、ルートの途中でベトナムにも陸揚げされ、アジアにおける通信ハブのひとつである香港まで延伸させる計画だ。
なお、このケーブルの稼働開始時期は、2016年末を予定している。
通信インフラ整備事業の拡大へ
NECは、海底ケーブルのトップベンダーであり、地球5周分のべ20万キロメートルを超える敷設実績がある。
今回の延伸で、アジア域内及び域外への通信インフラを高度化し、同地域の経済発展に貢献するとともに、今後も通信インフラ整備事業をグローバルに展開していくかまえだ。
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