英国向け4件目の受注
横河電機は、10月7日、子会社のヨコガワ・フランスが、ヴィンチ・エンバイロメント・UKから、英国南西部コーンウォール州セントデニスに建設される廃棄物処理・発電施設向け制御システムと安全計装システムを受注したことを発表した。
英国をはじめ欧州では、環境問題を背景に廃棄物の埋め立て処分に関する法規制が強化され、焼却設備を導入する計画も増加中。同社の英国向けシステムとしての納入件数も、今回で4件目になるという。
(画像はホームページより)
受注概要
新施設は、2016年に稼働を開始する予定で、焼却炉の産業廃棄物処理能力は年間24万トン、燃焼時に発生する熱を利用して発電する容量は一般家庭2万1,000軒分相当を見込んでいる。
今回納入する主な製品は、発電設備のボイラとその付帯設備の制御を行う統合生産制御システム「センタム・ブイピー」、安全計装システム「プロセーフ・アールエス」で、ヨコガワ・フランスは、これらの製品のエンジニアリング、機器据え付け支援、試運転支援を行う計画だ。
海外における制御事業を拡大
同社は、国内外の廃棄物処理関連施設向けに、140件以上のシステム納入実績があり、2011年に受注したシステムも順調に稼働しているという。
今後も、欧州を中心とした海外の廃棄物処理関連施設向け制御システムの受注に取り組み、社会の環境負荷低減に貢献するかまえだ。
▼外部リンク
横河電機 プレスリリース
http://www.yokogawa.co.jp/cp/press/2014/