植物工場の完全自動化
安川電機は、10月8日、世界でトップクラスの植物工場野菜生産量を誇るスプレッドと、2014年3月から業務提携を開始し、世界初となる完全自動化した植物工場システムの開発をめざしていることを発表した。
(画像はホームページより)
提携の概要
スプレッドは、人工光完全環境制御型植物工場としては年間770万株を生産・販売しており、日本での植物工場産レタスのマーケット占有率はトップクラスで、世界においても最大級の生産量実績を誇る。
今回の提携では、スプレッドの強みである「大規模栽培技術」と、安川電機が得意とする「モーションコントロール技術」「エネルギー変換技術」「ロボット制御技術」の4技術を組み合わせる計画だ。
具体的には、野菜の育成状況に応じた栽培環境(温度・湿度・養液・CO2・照射等)の制御と種まきから収穫・出荷までの栽培作業の自動化をパッケージ化したシステムを開発し、野菜の栽培テストを行うことで「栽培作業の効率性」と「栽培の収益性」を検証していくという。
2016年度に実用化
両社はまず、完全自動化したシステムについて、2015年3月の完成をめざす方針だ。
完成後は、検証試験を重ね、2016年度の国内外に向けた植物工システム販売開始を予定している。
▼外部リンク
安川電機 お知らせ
http://www.yaskawa.co.jp/php/newsrelease/
スプレッド ホームページ
http://www.spread.co.jp/