LNGプロジェクトの建設許可を取得
住友商事と東京ガスは、9月30日、米国メリーランド州コーブポイントLNGプロジェクトにおいて、米国連邦エネルギー規制委員会から建設許可を取得したことを発表した。
両社は、天然ガスの液化加工委託および液化天然ガス(以下、LNG)の売買を計画中。今回の建設許可の取得は、日本向けのLNG輸出実現に向けた大きな1歩と位置づけている。
(画像はニュースリリースより)
プロジェクトにおける住友商事の戦略
このプロジェクトは、事業主であるドミニオン社が、現在LNG受け入れ基地として稼働中のコーブポイントLNG基地に新たに天然ガス液化プラントを建設するものだ。
住友商事は、2012年12月、子会社を通じてドミニオン社と年間約230万トン分の天然ガス液化加工契約を締結。また、2013年4月には、東京ガスの子会社との間で140万トンのLNGの売買に関する基本合意書を締結した。
さらに2014年2月、住友商事と東京ガスは、天然ガス液化加工契約およびLNG販売契約を承継する共同事業会社を設立したという。
日本へLNGを
新建設される天然ガス液化プラントは2017年の稼働開始をめざしている。
住友商事と東京ガスは、プロジェクトの確実な遂行に向けて準備を進め、日本へのLNG輸出実現に貢献していくかまえだ。
▼外部リンク
住友商事 ニュースリリース
http://www.sumitomocorp.co.jp/news/detail/id=28045
東京ガス ホームページ
http://www.tokyo-gas.co.jp/