シンガポールの地下鉄電力設備を受注
明電舎は、9月25日、同社の現地法人明電シンガポールが、シンガポールの陸上交通庁(以下、LTA)から新規建設路線である地下鉄トムソン線向け鉄道用電力設備(Contract T253)を受注したことを発表した。
これまでも明電グループは、80年代の地下鉄開業当初から、LTA向けに多くの鉄道用電力設備を納入しており、今回の受注はこれまでの優れた実績が高く評価されたものだと位置づけている。
(画像はホームページより)
受注概要
地下鉄トムソン線は、シンガポール北部と市中心部を結ぶ全線地下30キロメートルの新路線で、将来は東地区線への延伸も予定されているという。
明電シンガポールは、車両基地及び22駅の鉄道用電力設備一式を受注し、機器の設計、供給及び現地据え付け、試験工事を手掛ける計画だ。
なおこの契約の受注金額は約100億円で、2020年の完成をめざす。
電鉄事業に注力
明電グループは、電鉄事業をコア事業のひとつと捉えている。
最近もシンガポールで南北線の延伸駅向け電力設備を納入しており、同社はこれからも電鉄事業の拡大を推進し、国内・海外における電鉄用製品の競争力強化に努めていく。
▼外部リンク
明電舎 ニュースリリース
http://www.meidensha.co.jp/press/attach/20140925