ミャンマー初の鉄道コンテナ輸送
国土交通省は9月17日、ミャンマーにおいて、初の鉄道コンテナ輸送の導入に向けた実証事業を実施し、その一環として、ヤンゴン港とマンダレー間において、ミャンマー国鉄を活用した海上コンテナのトライアル輸送を実施することを発表した。
ミャンマーの主要輸送手段はトラック輸送だが、道路インフラ、都市部の渋滞など課題も多いため、効率的な手段としての鉄道貨物輸送に注目が集まっている。しかし、有蓋貨車へ手作業で荷役が行われていることから、時間のロス、荷痛みなどが課題として挙げられているという。
(画像はプレスリリースより)
実証実験の概要
国土交通省は、今回の実証実験で、オペレーション上の課題や効果を検証するとともに、鉄道コンテナ貨物輸送の導入に必要な事業許認可、保税、土地利用等の各種制度・手続きの課題を調査する。
往路は9月25日、鉄道へコンテナの積み込みをし、ヤンゴン港を出発。翌日26日にマンダレーへ到着予定だ。復路は10月2日、鉄道へコンテナを積み込み、マンダレーを出発、翌3日にヤンゴン港へ到着するという。
質の高い日本のサービスをアピール
国土交通省では、今回のトライアル輸送を通じ、日本の高品質な物流システムをミャンマー政府や荷主にアピールしていくかまえだ。
また、これからもアジアの物流システムの効率化を図り、経済成長に貢献していく方針である。
▼外部リンク
国土交通省 プレスリリース
http://www.mlit.go.jp/common/001054969.pdf
国土交通省 プレスリリース(別紙)
http://www.mlit.go.jp/common/001054995.pdf