政府がモンゴルでセミナーを開催
国土交通省は、モンゴル国ウランバートル市において、モンゴル国建設・都市開発省とともに「日本・モンゴル耐震建築・高層建築技術セミナー」を9月4日(木)、5日(金)の2日間にわたって開催した。
参加者は約80名。モンゴル側からは政府関係者や設計事務所、大学などから約70名が集まったという。
(画像は報道発表資料より)
セミナー概要
モンゴルの首都ウランバートルでは、近年人口増加のために高層建築整備の必要性が高まり、また、将来、地震発生のおそれもあることから、安心して暮らせる住宅や施設が求められている。
セミナーでは、まず、耐震・高層建築の規制制度や技術基準の概要や背景、課題などの説明や両国の比較などを行った。双方ともに基本的な考え方は共通し、日本の建築技術導入可能性の基本条件が整っていることが判明したという。
また、日本の民間企業から耐震・高層建築物の設計手法、施工技術、免震・制震技術、非構造部材の耐震安全性、高層建築における防火対策、エレベーターの安全対策について説明や紹介をし意見交換も行ったとされる。
モンゴルへ協力
2日間のセミナーでは、日本の高い建設技術に強い関心がよせられた。
国土交通省では、今後も外務省、JICAの理解も得てモンゴルへの協力を拡大していきたいとしている。
▼外部リンク
国土交通省 報道発表資料
http://www.mlit.go.jp/report/press/house05_hh_000505.html