電力システムを担う社長直轄本部を設立
日立製作所は10月1日、「エネルギーソリューション事業統括本部」を設立する。
「エネルギーソリューション事業統括本部」は、電力システム市場に関わるあらゆるユーザーに向けて、発電からシステム運営までを一括提供する、社長直轄の技術営業組織。
顧客視点に立ったサービスを素早く提供することを目的としており、これまで別々に機能していたフロントエンジニアリング(技術営業)部門を統合させた。
(画像は、日立製作所のホームページより)
電力システム市場の変化にいち早く対応し、営業力を強化
電力会社や特定規模電気事業者、コンシューマーなどを対象にした事業を強化するのが狙いで、電力システムに関する事業計画を提案し、ワンストップですべてのサービスを提供できるようにした。
これまでも日立製作所は、電力の需給バランスを管理する中央給電指令所システム、日本卸電力取引所での電力取引支援システム、変電所用電力流通設備などを手がけてきた。
エネルギー貯蔵システム用の蓄電池システムの開発や、コンシューマーに向けのエネルギーマネジメントシステムの提案を行うなど、変革の激しい電力システム市場に積極的に対応してきた。
今後は、より強固な体制となった統括本部で、迅速な事業展開を図る。このため「エネルギーソリューション事業統括本部」の設立日と同日の10月1日付で、電力統括営業本部内に、営業窓口となるエネルギーシステム営業部門を立ち上げ、統括本部と連携したサービスを加速させる。
▼外部リンク
株式会社日立製作所のニュースリリース
http://www.hitachi.co.jp/New/cnews/month/2014/09/0912a.html