BP社よりLNGを購入
東京電力は、9月12日、英国BP社のグループ会社であるBPシンガポール社との間で、LNG購入に関する売買契約書を締結したことを発表した。
同社では、従来のLNGに比べて単位容積あたりの熱量の低い「軽質LNG」の導入を年間最大1,000万トンまで拡大する方針で、今回の契約により合計で年間約200万トンを確保できるという。
(画像はプレスリリース・別紙より)
契約の概要
今回の契約では、「ポートフォリオ契約」をLNG長期契約としては初めて採用した。これは、英国BPグループが保有する複数のLNG供給源から、BPシンガポール社を通じて東京電力がLNG供給を受けるというものだ。
2017年4月から17年間にわたり、年間最大で約120万トンのLNGを東京電力は購入する計画で、BPシンガポール社が様々な供給地域からLNGを受け入れることにより、安定した調達が可能になると位置づけられている。
また、軽質LNGと米国の天然ガス連動価格(ヘンリーハブ連動価格)を導入したことで競争力のあるLNGの調達実現が期待されるという。
事業者としての責任を
東京電力は、安定的な電力供給にむけ、供給源や価格指標の多様化を進めるなど、経済的な燃料調達に努めていく。
また、これからも電力事業者としての責任を果たしていくかまえだ。
▼外部リンク
東京電力 プレスリリース
http://www.tepco.co.jp/cc/press/2014/1241740_5851.html