国土交通省の新告示に対応した評定第一号工法
大成建設は9月11日、八潮建材工業と共同開発した特定天井等の脱落防止工法「T-Ceiling V-brace」で、日本建築センターの一般評定(BCJ評定-SC0001-01)を取得したと発表した。
この評定は、国土交通省が今年4月に新たに告示した、天井の脱落防止に関するもので、天井に対して従来の2倍以上の耐力が求められる。「T-Ceiling V-brace」は、新告示に対応した一般評定を受けた、国内初の工法となる。
(画像はプレスリリースより)
重い天井板に、直接金物を取り付ける工法
「T-Ceiling V-brace」は、天井板に直接L字型の金物を取り付け、この間に斜め部材のV型ブレースを設置する工法である。
天井面の揺れを、上階のコンクリート床に確実に伝達し、天井の脱落を防止する。
東日本大震災では、天井の脱落による被害が各地で発生した。大成建設は「T-Ceiling V-brace」が評定を受けたことで、耐力性能評価のより所ができたとして、今後は学校や空港などの大規模施設はもちろんのこと、特定天井以外の天井に対しても、積極的に展開していく方針だ。
▼外部リンク
大成建設株式会社のプレスリリース
http://www.taisei.co.jp/about_us/release/2014.html