世界最新鋭の大型ポンプ浚渫船を投入
五洋建設は、9月9日、シンガポールジュロンタウン公社から、JVで受注したチュアスフィンガーワン埋め立て工事において、世界最新鋭の自航式ポンプ浚渫船「CASSIOPEIA V(カシオペア ファイブ)」を投入し、まもなく稼動を開始することを発表した。
「CASSIOPEIA V」は五洋建設の伝統とヨーロッパの最新技術を融合させた次世代を担うフラッグシップ。同社が36年ぶりに建造した大型ポンプ浚渫船だという。
(画像はニュースリリースより)
「CASSIOPEIA V」の概要
ポンプ浚渫船は、ラダー先端に取り付けられたカッターにより海底地盤を掘削し、その土砂を浚渫ポンプで海水とともに吸い上げ、パイプラインを通じて送る作業船だ。
「CASSIOPEIA V」は、国内最大のポンプ浚渫船と比較して約1.4倍の大容量浚渫ポンプと大型カッターラダー、高性能カッター駆動装置を搭載。大量・長距離の土砂輸送が可能なだけでなく、岩盤掘削でも高い能力を発揮する。
また、厳しい海象条件下での浚渫が可能な自航式ポンプ浚渫船のため、航行区域は遠洋であり全世界での活躍することができるという。
主要マーケットはシンガポール
五洋建設は、シンガポールにおいて約50年にわたり、数々の大型プロジェクトを手がけてきた。
シンガポールでは今後も港湾を始め、エネルギー関連施設など大型インフラ案件が多数予定されていることから、同社ではシンガポールを重要マーケットと位置づけ、これからも積極的な受注活動を展開していくかまえだ。
▼外部リンク
五洋建設 ニュースリリース
http://www.penta-ocean.co.jp/news/2014/140909-2.html