高性能エンジンを新開発
IHIの子会社である新潟原動機は、9月8日、主力商品である中速ディーゼルエンジン28AHXシリーズ(出力2,070~3,330kW)の高出力タイプとして、「V28AHX」(出力4,140~6,660kW)を新開発したことを発表した。
なお、新開発のエンジンの舶用展開として、国土交通省の海洋資源開発関連技術研究開発支援事業における主機関開発の支援を受けているという。
(画像はニュースリリースより)
新製品の概要
「V28AHX」は、タグボートのような船舶主機関用としてだけでなく、大型電気推進用の主発電機関や陸上用発電機関としても活用するため、従来、列型で達成した機関性能をV型に展開したのが特長だ。
また、高性能・軽量・コンパクト化を実現し、世界最高燃費を達成。商品ラインナップは単機出力6,660kWまで拡充することに成功した。
さらに、シリンダ数を変更することで多様な要求出力にも対応できるという。
環境によい製品開発を
新潟原動機は、「V28AHX」について2015年から納入を開始する予定で、2019年には年間約50台の販売をめざすとし、これからも地球にやさしく、環境負荷低減に貢献する製品を提供していくかまえだ。
なお、2014年9月9日~12日にドイツのハンブルグにて開催される「SMMハンブルグ2014」においてエンジン模型を展示する計画である。
▼外部リンク
新潟原動機 ニュースリリース
http://www.niigata-power.com/whats_new/20140908.html