日本の衛星メーカー、アラブへ初進出 通信衛星「Es’hail2」を受注 三菱電機

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日本の衛星メーカー、アラブへ初進出 通信衛星「Es’hail2」を受注 三菱電機

2014年09月09日 18:00

アラブの宇宙事業へ

三菱電機は、9月8日、カタールの国営衛星通信事業者であるEs’hailSat(エスヘイルサット社)から、通信衛星「Es’hail2」を受注したことを発表した。

なお、「Es’hail」とは中東で夏から秋にかけて現れる星の名前で、幸運をもたらす星といわれているという。

(画像はニュースリリースより)

「Es’hail2」の概要

「Es’hail2」は、「DS2000」という標準衛星バスを使用しており、宇宙航空研究開発機構(JAXA)のデータ中継試験衛星「こだま」などをベースに開発されたという。

打ち上げ後は東経26度に位置し、中東・北アフリカ地域の大手放送局の直接放送サービスや政府向け通信サービスだけでなく、静止軌道上からのアマチュア無線サービスにも利用される。

なお、同社では、衛星本体に加えて、地上局と技術者へのトレーニングサービスも同時に提供していく予定だ。

2016年末に打ち上げ

三菱電機では、国内外で500件を超えるプロジェクトに参画してきたが、アラブ諸国から人工衛星を受注したのは日本メーカーにおいても初めて。

同社は今後も高い製品力をいかし、宇宙システムの事業拡大に取り組むかまえだ。
 
なお、「Es’hail2」の打ち上げは2016年末を予定している。

▼外部リンク

 

三菱電機 ニュースリリース
http://www.mitsubishielectric.co.jp/news/2014/0908.html

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