RFCC装置に係るEPCC業務を受注
千代田化工建設は、9月5日、同社とCTCI社など4社からなるコンソーシアムがPRPCリファイナリーアンドクラッカー社からマレーシアRAPIDプロジェクトのRFCC(残油流動接触分解)装置に係るEPCC(設計・調達・工事など)業務を受注したことを発表した。
今回コンソーシアムとして組むCTCI社は台湾最大のエンジニアリング企業だ。同社とは2011年8月から協業提携しており、現在もカタール国ラファンリファイナリー社向けにEPCCプロジェクトを遂行しているという。
(画像は千代田化工建設ホームページより)
受注概要
今回受注先のPRPCリファイナリーアンドクラッカー社は、マレーシア国営石油会社ペトロナス社(以下、ペトロナス社)の特定目的子会社だ。
RAPIDはペトロナス社がジョホール州ペンゲランに計画している世界規模の一大石油・石油化学コンビナート投資プロジェクトで、日量30万バレルの製油所と各種石油化学製品を生産する、石油精製・石油化学の統合プロジェクトである。
今回遂行する業務はRFCC装置を建設するもので、日量14万バレルの重質油留分を付加価値の高い軽質油に転化させていくという。
多数の実績をいかして
千代田化工建設は、ペトロナス社向けに20案件以上の実績があり、今回もRFCC装置の建設だけでなく、LPG処理ユニット、プロピレン処理ユニット等の建設にも着手する予定である。
なお、契約金額は約1,300億円だ。
▼外部リンク
千代田化工建設 プレスリリース
https://www.chiyodacorp.com/jp/media/2014/#all