省アンカーアウトフレーム耐震補強工法
株式会社奥村組は、外付けフレーム増設型「省アンカーアウトフレーム耐震補強工法」を開発、一般財団法人日本建築総合試験所の建築技術性能証明を取得した。なお特許は出願済だ。
「省アンカーアウトフレーム耐震補強工法」は跳ね出し床がある建物の外側に、補強フレームを取り付けフレームと建物を跳ね出し床の下部に増設するというものだ。コンクリートスラブで一体化することにより、建物を補強しつつも工期を短縮することができる。
耐震補強工事を行う場合には、建物を使用しながら工事をすることが多い。しかしその場合は建物を使用している人や、周辺の環境に与える影響を最小限にして工事を進めなければいけない。
(画像はプレスリリースより)
建物を使用しながら工事が可能
一体化では連結鋼管を使用し、あと施工アンカーの打設本数を低減。それによって騒音や振動の発生を減らすことができる。
この工法であれば建物室内の工事を行う必要がないため、建物を使用しながら補強する場合に適している。また補強フレームにはブレース材が無いため、視界や採光・通風なども十分に確保できる。外部足場の設置はバルコニー部だけでいいため工事範囲を狭くすることが可能。
今後は共同住宅や病院、学校などの耐震補強にて、積極的に展開していく予定だ。
▼外部リンク
株式会社奥村組 ニュースリリース
http://www.okumuragumi.co.jp/news/2014/index3.html