所在が分かるシステムを新開発
インテックは、8月26日、大成建設と共同で、スマートフォンを利用し、医師や看護師の所在管理を行う低コスト屋内所在管理システム「T-Location.H」を開発したことを発表した。
これまではICタグ等の専用デバイスを携帯することで所在確認を行ってきたが、コストが高いというデメリットが挙げられていたという。
(画像はニュースリリースより)
システム概要
「T-Location.H」の導入は、スマートフォンを位置検知用のデバイスとして利用することで低コスト化を実現。医療施設の業務効率化も期待できる画期的なサービスである。
インテックは、大成建設が開発した所在検知技術をもとに、非可聴領域の音波と屋内位置特定技術を組み合わせに成功。
具体的には、施設内の廊下やエレベーター、階段などに音波を発信するID発信機を設置。対象者が、どこに存在する確率が高いかを解析、推定し、位置情報を提供するだけでなく、非可聴領域の音波を検知することで通過履歴情報も管理するという。
さらなるサービス向上へ
現在、医療機関での医師や看護師における携帯電話の使用が通話等を含めて原則可能となったのをきっかけに、今後医療現場でのスマートフォンの導入がすすむことが見込まれる。
両社は今後、新システムの普及導入をすすめ、さらなるサービス向上、業務の効率化に貢献していくかまえだ。
▼外部リンク
インテック ニュースリリース
http://www.intec.co.jp/news/uploadfile/docs/
大成建設 ホームページ
http://www.taisei.co.jp/