芸北発電所に着手
中国電力は、8月25日、広島県に芸北発電所の建設工事を開始したことを発表した。
同社は、平成26年3月24日、広島県山県郡北広島町に対し建設計画の説明を実施、準備をすすめてきたとし、運転開始は平成28年3月をめざす。
(画像はプレスリリースの添付資料より)
水路式新発電所概要
芸北発電所は、広島県山県郡北広島町に建設され、これまで未利用であった大佐川分水ダムと同分水路出口との間の落差27.5メートルを利用した水路式発電所だ。
最大出力は430kW、最大使用水量は1秒間で約2立方メートル、年間発電電力量は、一般家庭約600世帯の使用電力量に相当する約223万kWh、年間CO2削減量は約1,500トンを見込む。
既存の設備を活用し、水路工作物の簡素化を図ることで、建設コストの低減を実現。さらに、水圧管路の材料には、一般市販品で、施工性や耐震性にも優れた樹脂管である、内圧用高耐圧ポリエチレン管を同社で初めて採用したという。
地域の協力が不可欠
中国電力は、地元住民や関係自治体などの協力を得ながら新発電所の建設をすすめていく。
また、安全確保だけでなく、環境保全に最大限努めていくかまえだ。
▼外部リンク
中国電力 プレスリリース
http://www.energia.co.jp/press/14/p140825-3.html