食の安全から復興支援へ
日立造船は、8月18日、福島県あんぽ柿産地振興協会より、同県産あんぽ柿用の放射性セシウム濃度非破壊検査機器を受注したことを発表した。
なお、同社では、安全で安心な社会実現をめざし、防災に関する事業を積極的に展開中。2012年度には米袋の放射線検査装置を福島県県南地方と相馬地方に30台以上納入しているという。
(画像はホームページより)
受注概要
厚生労働省は、「食品中の放射性セシウムスクリーニング法」を定めており、あんぽ柿の出荷の際には、安全で効率的な検査が不可欠だ。
これにともない、福島県あんぽ柿産地振興協会は県特産品のあんぽ柿における放射性セシウム基準値超過の有無を検査する必要があり、今回、放射性セシウム濃度非破壊検査機器「めぐみ」の導入を決定。日立造船は、機器の設計、製造及び現地での据え付け等を受注したという。
なお、2014年11月、福島県伊達市、桑折町、国見町等の果実選果場5カ所に計10台納入する予定だ。
東北復興へ貢献
日立造船は、「社会インフラ整備と防災」をスローガンのひとつとして掲げており、今年に入ってからも除染廃棄物、焼却後の灰やばいじん等の災害廃棄物の放射能濃度検査装置を開発している。
同社はこれからも被災地域のできるだけ早い復興をめざし、技術開発を推進していくかまえだ。
▼外部リンク
日立造船 ニュースリリース
https://www.hitachizosen.co.jp/release/2014/08/