高機能品への置き換えにより需要の高い農POフィルム
住友化学株式会社(東京都中央区)は2014年8月12日、中国企業との合弁会社において、高機能農業用ハウスフィルムの生産能力を増強すると発表した。
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昨今の農業用ハウスの大型化などによって、日本はもちろん中国や韓国などで、高機能農業用ハウスフィルム(農POフィルム)の広幅品の需要が大幅に増加しているため。
さらに中国では、付加価値の高い花卉(かき)など園芸作物の栽培が広がっており、今まで使用していた廉価品から高機能品への置き換えが急速に進んでいる。
広幅化に対応した製造設備を増設、生産量を2.5倍に
今回の増強によって、中国・大連金港集団有限公司(遼寧省大連市)との合弁会社である大連住化金港化工有限公司で、現在生産している4,000 トン/年から、10,000 トン/年へと増強。
透明で流滴性、耐久性に優れ、その品質が従来から高く評価されている農POフィルムの広幅化に対応した製造設備を増設することで、ますます高まる需要に対応していく。操業開始は2016年4月の予定。
▼外部リンク
中国での高機能農業用ハウスフィルム製造設備の増強について (PDF)
http://www.sumitomo-chem.co.jp/newsreleases/docs/