メキシコで衛星開発協力
日本電気(以下、NEC)は、8月20日、メキシコ宇宙庁(通信運輸省所管)と衛星の開発に関する覚書を取り交わしたことを発表した。
メキシコは、宇宙開発においては発展途上。今回のNECとメキシコ宇宙庁の協力と技術移転は、メキシコの衛星開発能力を確実に強化するものと位置づけられている。
(画像はNECのホームページ)
ラテンアメリカのトッププレイヤーに
NECは、メキシコにて、長きにわたりテレビ放送技術を含む製品やサービスを提供してきた実績がある。
今回締結した覚書は、同国における地球観測、気象観測、全地球測位システム、GPS、アプリケーションおよび衛星通信の強化が目的で、メキシコ国立工科大学とメキシコ国家科学技術審議会を含むパートナーとともに推進していく。
なお、NECとメキシコ宇宙庁は、メキシコが宇宙産業においてラテンアメリカおよび世界での中心的存在になることをめざす。
社会ソリューション事業を推進
NECでは、今年6月、「衛星インテグレーションセンター」を稼働。標準衛星バス「NEXTARシリーズ」の自社一貫生産体制を整備するなど、宇宙関連事業拡大に力を注いでいる。
同社は、これからも効率的で洗練されたグローバル社会を実現するべく、安全で安心、効率、公平という社会価値を提供していく。
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