ブラジルの地下鉄システムを受注
三菱重工業は、8月18日、ムーブ・サンパウロ社から全自動無人運転の鉄道システム建設プロジェクトを受注したことを発表した。
ブラジルでは、交通渋滞が大きな社会問題となっており、サンパウロなどでは、同様の鉄道システム建設が他にも計画されているという。
(画像は三菱重工業のホームページ)
受注概要
今回受注した、サンパウロ地下鉄6号線は、サンパウロ市中心部から北西部に延びる全長15キロメートル、15駅の路線だ。
同社は、全自動無人運転鉄道システムの信号、通信、電力、架線、車両検修設備、プラットフォームドア、トンネルベンチレーションにわたる各システムの設計・調達・据え付け・試運転を、土木・建築工事を担当する現地ゼネコン連合とともに担当していく。
なお、この案件は、第1号の中南米向け鉄道システム受注となり、2020年の工事完了をめざす。
南米市場へ
三菱重工業は、これまで台湾新幹線やドバイメトロなどの、大型鉄道プロジェクトの建設・納入実績だけでなく、全自動無人運転車両システムにおいてもアジアや中東にて数々の実績がある。
今後はブラジルを含む南米市場において、鉄道システムの受注拡大を図り、交通インフラ整備に貢献していくかまえだ。
▼外部リンク
三菱重工業 ニュースリリース
http://www.mhi.co.jp/news/story/1408185562.html