6月の出来高総計は3兆6,344億円
国土交通省は8月18日、平成26年6月分の「建設総合統計」を公表した。統計によると6月の建設工事出来高の総額は、前年同月比2.8%増の3兆6,344億円だった。
内訳では民間工事が、前年同月比1.0%減の2兆2,236億円。公共工事は、前年同月比9.4%増の1兆4,108億円だった。
民間工事では居住用建築が1兆1,804億円と最も多いが、前年同月比では5.6%減少した。その一方で、土木工事は4,119億円となり、前年同月比6.5%増加している。
公共工事では土木工事が最も多く、前年同月比7.6%増の1兆1,500億円。前年同月比で最も伸び率が高かったのは居住用建築の503億円で、21.6%の増加となっている。
(画像は、建設総合統計(平成26年6月分)より)
関東地方の出来高が1兆2,134億円
地域別の建設工事出来高をみると、東北が前年同月比23.1%増と最も伸び率が高く、4,894億円だった。
この他、四国が前年同月比8.5%増の975億円。中部が前年同月比7.6%の4,315億円。中国が前年同月比5.3%増の1,893億円。近畿が前年同月比4.2%増の4,621億円となっている。
前年同月よりも出来高が減少したのは、10.7%減となった北陸の1,822億円。北海道は8.9%減で、1,976億円。九州・沖縄
も1.8%減に転じ、3,714億円となった。関東は1.0%減の1兆2,134億円だった。
▼外部リンク
国土交通省の報道発表資料
http://www.mlit.go.jp/report/press00470.html