住友商事は8月13日、インドネシア国営石油ガス会社PT.Pertamina社の地熱発電子会社であるPGE社より、ウルブル地熱発電所3号機、4号機の一括請負工事契約を受注したことを発表した。
インドネシアは、世界最大級の地熱エネルギー保有国で、同国政府は2025年までに9,500メガワットの新規地熱発電プロジェクトを計画中。ウルブル地熱発電所も、同電源開発計画の一つにあげられるという。
(画像はニュースリリースより)
ウルブル地熱発電所3号機、4号機は、住友商事とインドネシアの大手エンジニアリング会社であるレカヤサ社とのコンソーシアムが、インドネシア共和国、ランプン州南スマトラに建設。2年前に住友商事が完工したウルブル地熱発電所1号機、2号機の隣接地に設置される。
発電容量は1号機、2号機と同じ110メガワット(55メガワット×2基)で、工期は3号機が23カ月、4号機が33カ月、それぞれ2016年7月、2017年5月の完成をめざす。
なお、主要機器である地熱蒸気タービンや発電機は、富士電機が製造し、発電所および集蒸気配管の土木据え付けはレカヤサ社がそれぞれ担当するという。
住友商事はパートナーである富士電機やレカヤサ社と共に、インドネシアにおける地熱発電プロジェクトに取り組んでおり、今回の受注はインドネシアにおける10件目の案件となる。
これからも環境に配慮した電力インフラ整備に貢献すべく、インドネシアをはじめ、世界中の地熱発電プロジェクトの受注活動を推進していく。
▼外部リンク
住友商事・ニュースリリース
http://www.sumitomocorp.co.jp/news/detail/id=27996