株式会社IHIが、オーストラリア現地法人であるIHI Engineering Australia Pty.Ltd.と共同で,カナダTransAlta社の子会社TransAlta Energy Australiaから、発電設備関連の業務をフルターンキーで受注した。
現在は地球環境問題への関心が世界的に高まっている。とくに石油や石炭と比較するとCO2排出量が大幅に少ない天然ガスが燃料のガスタービン発電設備が注目されている。
(画像はプレスリリースより)
今回受注したガスタービン発電設備は,西オーストラリア州北部のPort Hedland地区に建設される。TEA社と長期電力購入契約を締結しているHorizon PowerとThe Pilbara Infrastructure Pty Ltd.にて、西オーストラリア州全域に電力が供給されていく。
発電設備の中心機器となる「LM6000」は、IHIの発電用ガスタービンラインナップの中でも最大出力の航空転用型ガスタービンだ。
B747などの大型旅客機に搭載されているGE社のジェットエンジン「CF6−80C2」を発電用にしたもので,現在実用化されている40MW級ガスタービンの中でも世界最高レベルの性能だ。
IHIの「LM6000」における受注実績として、国内外を合わせると76基となる。そのうち16基がオーストラリア地域だ。
今後もオーストラリアや東南アジアなどにガスタービン発電設備を増やしていく方針だ。
▼外部リンク
株式会社IHI プレスリリース
http://www.ihi.co.jp/ihi/all_news/2014/press/2014-8-12/