ガスタービン3基を受注
IHIは8月12日、同社のオーストラリア現地法人と共同で、カナダのTransAlta Energy Australiaから、「LM6000」ガスタービン2基からなるコンバインドサイクルおよび1基によるシンプルサイクル発電設備を受注したことを発表した。
なお、今回の受注でIHIの海外における「LM6000」の受注は30基、そのうち、16基がオーストラリア地域での受注となり、国内外累計受注実績は76基となる。
(画像はプレスリリースより)
受注概要
今回受注した発電設備の中心機器である「LM6000」は、大型旅客機に搭載されているGE社のジェットエンジンを発電用に転用したもので、IHIの発電用ガスタービンラインナップの中でも最大の出力と高効率を誇る航空転用型ガスタービンである。
このガスタービン発電設備は、西オーストラリア州北部のPort Hedland地区に建設されるもので、これにより西オーストラリア州一帯に電力が供給されることになるという。
なお、IHIは、設計・調達・建設業務を請け負うフルターンキーにてプロジェクトを遂行していく計画だ。
ガスタービン発電設備の受注拡大へ
近年、地球環境問題への関心が世界的に高まるのを背景に、天然ガスを燃料とするガスタービンを用いた発電設備が脚光を浴びている。
IHIは、オーストラリアや東南アジアをガスタービン発電設備の注力市場と位置づけ、これからも受注活動に取り組むかまえだ。
▼外部リンク
IHI・プレスリリース
http://www.ihi.co.jp/ihi/all_news/2014/press/2014-8-12/