インドネシアで11件目の受注
横河電機は、8月6日、インドネシア・ジャワ島ガルット市のカモジャン地熱発電所に増設される5号機向けに、制御システムを受注したことを発表した。
なお、この地熱発電所は、インドネシア国営石油ガス会社プルタミナの子会社であるプルタミナ・ジオサーマル・エネルギー(PGE)が開発。横河電機では、同発電所の4号機にも、統合生産制御システムを納入しており、今回インドネシアの地熱プラント向け11件目のシステム納入になるという。
(画像は横河電機のホームページ)
受注概要
カモジャン地熱発電所に、今回増設される5号機の発電容量は3万5,000キロワット。
今回同社が納入する製品は、蒸気タービンの付帯設備を監視制御する統合生産制御システム、プラント設備効率改善サービス、統合機器管理ソフトウエアパッケージ、運転訓練シミュレータ、プラント情報管理システムだ。
なお、現地子会社であるヨコガワ・エンジニアリング・アジアとヨコガワ・インドネシアがこれらの製品の納入、エンジニアリング、試運転支援を実施し、2015年7月の竣工を予定している。
持続可能な社会の実現を
インドネシアには、世界トップクラスの地熱資源量があり、近年地熱発電が化石燃料による発電に代わる発電方式として注目されていることから、地熱発電プロジェクトが多数計画されているという。
横河電機は、これからもインドネシアを含む地熱資源国でのシステム受注活動を積極的に展開し、持続・成長可能な社会に貢献していく。
▼外部リンク
横河電機・プレスリリース
http://www.yokogawa.co.jp/cp/press/2014/pr-press-2014