水中作業機「T−iROBO UW」を開発
大成建設株式会社と株式会社アクティオ、極東建設株式会社の3社が共同で、遠隔操作で行える水中作業機「T−iROBO UW」を開発した。
「T−iROBO UW」は、水上の台船から地盤にシャフトを降ろし、そのシャフトを昇降する作業機に様々なアタッチメントを取付ける。そこから砕岩や、掘削、ずり処理、精密測深などの水中作業を、遠隔操作で確実に施工できる作業機だ。
ダムが日本国内で建設されるようになってから半世紀は経っており、補修や、補強が必要と考えら、リニューアル工事が実施されている。しかしダムのリニューアルは、水位が高い状態のなか、底部分を施工せざるを得ないという場合がほとんどだ。
(画像はプレスリリースより)
ダムのリニューアルを助ける機械
そのため大水深での潜水作業や、大規模な仮締切、高脚仮設桟橋の設置が必要となりその結果、危険な作業や工期の長期化が増加している。
「T−iROBO UW」は水中での作業を、ダイバーを使うことなく安全に施工するために開発。情報化施工技術によって遠隔で操作を行うことができるため、安全性と施工性が向上した。
今年の6月から7月に、佐野市の陸上試験場において確認試験を実施。2015年2月に国土交通省近畿地方整備局発注による京都府天ケ瀬ダム再開発トンネル式放流設備流入部建設工事での実施施工を予定している。
▼外部リンク
大成建設株式会社 プレスリリース
http://www.taisei.co.jp/about_us/release/
株式会社アクティオ
http://www.actio.co.jp