中国の拠点を増強
株式会社神戸製鋼所は、中国浙江省平湖市の特殊鋼線材二次加工拠点「神鋼特殊鋼線(平湖)有限公司」の生産能力を増強するために、神鋼商事株式会社、大阪精工株式会社、名北工業株式会社などの関係株主と合意したことを発表した。
神鋼特殊鋼線(平湖)有限公司は、2007年に設立、2009年に本格操業を開始した。主に自動車用ボルト・ナット、軸受製品等に使用される「冷間圧造用ワイヤー」を部品メーカー向けに供給。
(画像は株式会社神戸製鋼所ウェブサイトより)
今後も中国市場は拡大すると予測
ワイヤーの母材である特殊鋼線材は、100%株式会社 神戸製鋼所が供給。中国において高品質の部品製造を、日本国内と同じ高品質な素材で行えるようにしている。
中国での自動車生産は拡大し続けており、日系自動車部品メーカー向けの「冷間圧造用ワイヤー」では神鋼特殊鋼線(平湖)有限公司が、最も多くシェアしている。
神鋼特殊鋼線(平湖)有限公司は、2012年に能力増強を実施しているのだが、今後も更に中国市場が拡大するとみられ、そのために先駆けて能力増強を行うことにした。
今回の能力増強では生産能力を引き上げると伴に、置場能力の拡充によって顧客のニーズに合わせた供給体制にしていく予定だ。
能力増強計画の概要
投資額:約18億円
投資内容:新建屋建設(新建屋6,400m2、天井クレーン等) 設備導入(伸線機3機、STC炉3基等)
設備稼働時期:2015年7月
(プレスリリースより引用)
投資額:約18億円
投資内容:新建屋建設(新建屋6,400m2、天井クレーン等) 設備導入(伸線機3機、STC炉3基等)
設備稼働時期:2015年7月
(プレスリリースより引用)
▼外部リンク
株式会社神戸製鋼所 プレスリリース
http://www.kobelco.co.jp/releases/2014/