地熱発電の事業化へ
オリックスは、7月23日、北海道函館市および青森県下北郡風間浦村にて、地熱発電の事業化に向けた調査を開始したことを発表した。
現在、同社の地熱発電事業では、大分県別府市の温泉旅館「杉乃井ホテル」において最大出力1,9MWの地熱発電所を保有・運営しており、自家用では国内最大規模になるという。
(画像はオリックスのホームページ)
調査概要
オリックスでは、両地域において、出力2MW規模の小規模地熱発電所の建設を検討中だ。
北海道函館市南茅部地域(泣面山周辺)では、初期調査として、地表調査、文献調査、航空写真解析などにより、地熱資源の可能性を調査。
一方、青森県下北郡風間浦村下風呂温泉周辺地域では、物理探査として、磁気法探査、重力探査により地下の地熱貯蔵層の位置・深度などを調査する予定だ。
なお、これらの調査は、独立行政法人石油天然ガス・金属鉱物資源機構による地熱資源開発調査事業費助成金の採択を受け、事業性の検証のために実施されるものである。
地域社会との共生を
オリックスでは、これまでの実績と運営ノウハウを生かし、地域社会に根ざした発電事業を推進していく。
また、これからも太陽光発電やバイオマス発電など、再生可能エネルギー事業を積極展開していくかまえだ。
▼外部リンク
オリックス・ニュースリリース
http://www.orix.co.jp/grp/news/2014/140723_ORIXJ.html